Uniform by Silver Rain


先月発売させてもらったSilver Rainの錆シャツは完売です。すごいシャツでした。。ありがとうございました。買えなかった方、ごめんなさい、、



そして、このアウターを見せてもらったのは、今年の3月。

初めて寺内さんとお会いした時。その時は錆(サビ)シャツではなくこちらを見せてもらいました。

いや、これだけを持って来ていたと言うのが正しい。

あ、錆シャツは無いんだ、と少し残念な気持ちになりながら、(この後錆シャツを3回も作って欲しいとお願いするとは思ってもなかった。。)



寺内さんが、カバンから出したこれを見たとき、うわ、めっちゃ良いかも。

と、直感で感じ、同時にどこか懐かしい匂いが。このアプローチは予想してなかった。めちゃくちゃ良い。

錆シャツは一旦忘れ、こちらをまずお願いしたのでした。



サンプルはネイビー。黒にしましょう、絶対かっこいいと思うので、と言われ黒で即決。

そこから半年後、届いた”ブラック”は半年前に見たネイビーとは全く別の顔。

しかし改めて流行りという目線で見ると、このジャケットは擦ってもないですね。それが良いんですけど。





クシュクシュのウールにゴールドボタン。


ボタンはパッチン。縮絨されており、めちゃくちゃ暖かい。


襟を立てたり、閉じたりも良い。
過去のあの懐かしさを感じながらも、全く新しい顔。

生地で言えばコートくらいのウールを縮絨させてジャケット?にしているそう。暖かさで言えば冬アウターです。その感覚で着て欲しいです。


これを”Uniform “と寺内さんは呼ばれてますが、時代とは無縁。いや、無縁すぎる。
でも、いろいろ考えると抜け目の気がしてきました。


そして懐かしさを感じながらも、新しい気持ちで向き合える。ここが重要で、その感覚こそが今の時代、1番大切でクールだと思います。何よりテンション上がるのはそういった服のはず。





ダラっとシャキッとしたバランス。この曖昧さがちょうど良い。ワンサイズのフリーサイズです。



最後に。

SilverRainはまだ新しいブランドです。

僕が思うのは、新しいブランドと取り組む事、見つける事が新しい事ではなく、新しい事をやっている人、ブランドが何よりも本質。純度です。


相変わらず、シルエットや素材、物の放つオーラはさすが。黒にして良かった。錆に引き続きすごいので、ぜひ試してみて下さい。

明日からです。



¥220,000(242,000)




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寺内さんから今回の”Uniform “について




ユニフォーム、毎日着るものといった日々の重なりが一つテーマになってます。



例えば色やシルエットを悩んだときは、どちらがウッドチェア(おしゃれとかではない)に、かけてありそうか、パンクズや仕事でついた木クズとか、気づいたら肘についていた汚れなんていうものが似合うのはどちらか、そんなことを考えながら作りました。



初めてのジャケットなので、トレンドとか、普通、常識は話さないルールで、話せませんし。

とにかくこの景色に合うのは?とか、仕事終わりにそのままレストラン行きそうとか、

そういう日常の生活をイメージしながら作りました。



あと、愛嬌あるように作りました。結果として不細工で可愛いですね。



最初のサンプルは生産の方の話を聞きながらルールに沿って作ったんです。

とても、普通に綺麗な縮絨ジャケットができました。

(それで、なんのために私作るんだろう?ってなって)




なので、そこから、とにかく崩す!もっと可愛く!もっと変に、もっと不細工に。

そういう意味では、サンプルを作る毎に不細工に仕上げていく(そうなっていった)、いわゆるプロフェッショナルの方々とは全く異なる作り方でできました。


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※STでは明日の10/25()からの発売です。

  今月営業日は残り25()26()2日間のみです。


大阪のHWでは10/27()から発売です。持って行きます。27()29()までは僕も店頭にいるので、会いに着て下さい。東京、大阪どちらもぜひです。